05/27(日) 【レースレポート追記】第38回スポニチ山中湖ロードレース。
2018-05-27 Sun 05:32
朝の計量、57.9kg、春日部大凧マラソンから0.2kg増。
もう少し絞りたかったけど、まあ仕方ない。
今日のところはこれで勝負するしかない。

昨夜は10時くらいにはベッドに入ったが、ここで問題発覚。
ただでさえ寝つきが悪いのに気になって眠れない。
せっかく寝てもまた起きてしまい、また眠れない。

だけど、なんとか寝ようと力業で少し寝ることができた。
睡眠不足ではあるけど、それはいつものこと。

脚の状態もイマイチ、良くない。
膝とハムは相変わらずだが、右前腿に痛みがある。
だがこれもこの状態で勝負するしかない。


出発は5時50分。
天気はまずまず、気持ちの良い朝。


とにかく、やってきたことを信じて、
自分を信じて、自信と勇気を持って走る。

がんばろう。


山中湖に向かう中央高速にて。
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48'20、大会記録を2秒更新して壮年の部で連覇達成しました!



プレッシャーが半端なかったのでホッとしました。

すごーく、嬉しいです!

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   】第38回スポニチ山中湖ロードレース レースレポート   


今年のおれのゼッケンは5201。
例年なら5001からが壮年のナンバーというのが慣例となっていたが、
今年は5201からが壮年なんだな、と思っていた。

しかし、前夜にベッドに入ってからランナーズアップデートを見て気づいた。
いつものように5001番から壮年の選手の名前がある。
そこで、ようやく自分がBブロックに区分けされてしまったことを知った。

いったい全体、どうしてこんなことになってしまったのか。

もしかしたら、申告タイムを間違えた?
そう思ってエントリー履歴を確認したが、ちゃんと47分30秒で申告している。
去年だって大会記録を更新して優勝しているのに、なぜ?

Bブロックからのスタートでは優勝を諦めないとならないかも。
いろいろと考えを巡らせていたら、まったく眠気が失せてしまった。
普段から不安なことがあると眠れない性分、メンタルの弱さがモロに出た。

睡眠時間はたぶん3時間くらいだったと思う。
山中湖へ向かう道中もまったく気持ちが前に向かない。
こんな精神状態で今日のレースはどうなるのだろう。

会場に着き、ゼッケンを受け取るとやはりそこには「B」の文字。
すぐに大会本部に行って責任者の方に経緯を確かめた。
こちらの説明を聞いて下さった責任者の方は大会本部のミスを認めてくれた。

「Aブロックからスタートして下さい」と言われたが、なお不安は残ったまま。
スタート係の方や周りのランナーに指摘されたら、なんと説明すればいいのか。
それでも「私もスタート地点におりますので大丈夫です」と言って下さったので少し安心し、
スタート1時間半前になって、ようやく気持ちをレースに向けようという気なれた。

アップを開始してみると、去年と比べると軽さはなかったが、
調子自体はそれほど悪いとは感じなかった。
だが、調子が良くても悪くても、とにかく全力を出し切る以外に道はない。

今日頑張らなかったら、いったい何のために練習してきたのか。
山中湖ロードにかける思いだけは、絶対に誰にも負けない。
レース結果は神のみぞ知るところだが、この気持ちだけは揺るぎなかった。

一通りアップしてからレースシューズに履き替えて流しを繰り返す。
気持ちは徐々に高揚していき、必ず優勝してやるという闘志が身体中を満たした。
大会を盛り上げるDJが、気温がついに26℃にまで達したと
興奮気味に伝えているのが聞こえてきた。

おれは、気温が上がれば上がるほど有利になると考えていた。
昼ランでくそ暑い中を練習してきたことは伊達ではない。
例えどんなに暑くなろうとも、怯まずに積極的に行こうとあらためて心に違った。

スタート前は仲間と一緒にリラックス。


そして、何度もイメージしたこの瞬間…。




予定通りスタートから積極的に入る。
スタート直後は全体の4~5番目手だったが、
一般の選手の集団に抜かれ、代わりに何人か抜いたりしながら、
ほどなくして10番手くらいでいったん落ち着いた。

どうやら自分の前には壮年の選手はいないようだ。

応援に駆けつけてくれた走ろう会美女コンビの声援を受けいっそう力が入る気がした。


思っていたより身体が重い感じはあったが、去年と同じペースでは走れていた。
3キロ辺りでチラッと振り向くと、後続とはかなり距離ができている。
このペースを維持して行けば去年の記録を更新できるかも知れない。

そう思う一方で、ハムの痛みが気になって、
最後までもってくれるかという心配もある。
5キロまでの間に一般の選手を二人抜いて全体の8番手あたりに順位を上げた。

このペースなら壮年の選手に抜かれることはないだろうと思う。
その反面、後続がすぐ後ろまで迫ってきているような気にもなっていた。
いろいろな思い、感情が、行ったり来たりを繰り返した。


7キロを過ぎてママの森へ入り、長い上り坂を上っていく。
去年はこの坂で身体の軽さを感じながらイマイチ追い込みきれなかった。
その反省から、今年は上り坂対策の練習も積んできた。
勇気を持って、積極的に前の選手を追った。

長い上り坂が終わると次は下り坂。
得意の下りでスピードを上げると、前との差が少しずつ縮まっていった。
でも、さすがに相手も一般の上位選手、そう簡単には抜かさせてもらえなかった。

坂を下りきってコースが湖畔沿いに戻ると、
目の前に雄大な富士が姿を現す、このコース一番の絶景ポイントにさしかかる。
その富士山を見て「気持ちいい!」と叫びたい(心の中でも)。
去年もその期待があったが、あいにくその日は雲に隠れて見ることができなかった。

今年はどうだろう?今日こそは見れるのではないか。
だが、その願いもむなしく、今年も雲が広がっていて頂上が少し顔を出しているだけだった。
それでも、何度も何度も富士山のテッペンに目をやった。

来年こそは雄大な富士山の姿を見て「気持ちいい!」と叫びたい。
そのためには、壮年のトップを快走していることが絶対条件だ。
そのことを思うと気持ちが引き締まる思いがした。

コース左側に設置されたオフィシャルの給水所は、
ハーフのランナーで溢れていて取るのは不可能だった。
その代わり、ボランティアの方が左側から水を渡してくれて、それがとても助かった。
もしあの水がなかったら、ゴールまでに干からびていたかも知れない。

対岸に目を凝らすと、遥か先に村役場周辺の木々の青葉が、こんもりしているのが見える。
確かに彼方にも見えるが、それほど遠い距離には感じなかった。
ゴールまでもう5キロ、いつもの昼ランの距離を残すだけなのだ。

10キロの通過が35分を数秒オーバーした。
去年は逆に35分を少しきっていて、これなら大会記録を更新できるかもと思った。
今年はわずかにオーバーしてはいるが、後半の落ち込みさえなければ可能性はある。

はっきりと意識はしてなかったが、この時にはすでに優勝は確信していたと思う。
11キロを過ぎて、スタートからずっと前に見えていた一般の選手を抜いた。
抜き際に「がんばれ」と声をかけると「ファイト」と返してくれた。



しばらく彼の足音を背中に聞きながら、おれは去年の夏のことを思い出していた。
去年の夏、山中湖合宿の初日に仲間と湖を一周した。
その時、まさにここを走っていた時に誰かが言ってくれた。

「この道はひろさんのビクトリーロードだね」

その時のこと、その言葉を思い出しながら走っていた。
残りはもう2キロ、さすがに脚が重くなってスピードが鈍ってきたのがわかった。
それでも、不思議なことに少しもツライとは感じなかった。

沿道に再び走ろう会美女コンビの姿が見えた。
大きな声援に人差し指の「一番」で応える。
二人とも本当に喜んでくれていた。



そして、その先にはいつもの年と変わらずに待つ女房の姿。
美女コンビと同じように笑顔で応えたかったが、どうしてだろう、上手く笑えない。
女房の顔を見ると、いろんな感情が胸にこみ上げてくるせいなのかも知れなかった。



ほどなくして村役場の曲がり角。
そこを曲がって最後の上り坂、トラック一周分の距離を上りきったら、
その先では、ゴールがおれを今かと待ち構えている。

前を走る一般の選手に続き、誘導されながら角を曲がっていく。
去年は、一般の選手は道の右側を走り、おれはコーンで仕切られた左側を走った。
今年は前を行く一般の選手も同じように左側を走っている。

それは、その選手も一般の部の入賞圏内だということを意味していた。
去年はかなわなかった「総合でも10番以内」という目標を今年は達成できる。
スタッフの方々が、順に前方に向かっておれのゼッケン番号を伝えあっていた。

「ああ、おれ優勝できるんだな」と思った。



坂を上りきる手前、スタッフの一人がゴンドラに乗ったDJに「壮年トップが来ました!」と伝える。
DJは「まもなく壮年トップの選手がゴールするようです!」と興奮気味に叫んだ。
そのDJに向かって拳を突き上げてみせると、DJはいっそう興奮して何か叫んだ。

会場に入ると、自分の目の前にゴールテープが用意されているのが見えた。
嬉しさがこみ上げて、力いっぱい握った拳を何度も振った。
そして、歓喜の時は訪れる。

何物にも代えられない

ずっと求め続けていた

この瞬間。



なんと満ち足りた気分。
達成感、充足感。
本当に本当に幸せな気持ちでいっぱいだった。


苦しい練習の日々が報われる瞬間。
今日まで頑張ってきて本当に良かった。
すべてはこの一瞬のためにあったと言っていい。

腕の時計を見ると、去年の自分の大会記録を数秒更新していた。


1位と書かれたネックホルダーを首にかけられ、中学生からスポーツドリンクを受け取る。
スポニチのインタビューに得意満面のアホ面で応えたあと、
11キロ過ぎで抜かした一般の部の選手と言葉を交わした。

彼はおれの名前を知っていて、このレースの目標にしていたのだと言ってくれた。
「去年も負けてしまったので今年こそはと。でもまた勝てませんでした」
とても清々しい笑顔で話す、気持ちのいい青年だった。

「またどこかでお願いします!」という彼と握手して別れた。
ラストの坂を反対に下って歩いて行くと、真ん中辺りで上ってきた女房と合う。
二人で喜びあってから、しばらくゴールに向かう走友を応援した。


表彰式。
仲間に向かってガッツポーズ。


そして無事、バンコクマラソンの切符を手にする。



今日まで頑張ってこれたのも仲間のお陰。
ありがとう。本当にありがとう。



八王子に帰って女房と二人、焼き肉屋さんで祝勝会。

※まだ焼いてません。

お店には、たまたま八王子から山中湖ロードレースに参加したグループがいた。
優勝したことを話したら、すごく喜んでくれた。

やっぱ八王子サイコー!

場所を移し、息子も合流して賑やかに二次会。


たくさん食べた!
たくさん飲んだ!
そして、たくさん笑った!

こうして、真夏の太陽みたいにキラキラと輝く1日が
ゆっくり、静かに終わりの時に近づいていった。



さて、願掛けの達磨。

今年は何て願掛けをしたでしょう。

これは去年の達磨。
「大会新記録で優勝」と願掛けし、それを成し遂げてその日の夜に目を入れた。


今年は……





バンコクマラソンの50歳代で優勝する。

それは、まだ山中湖にエントリーもしていない時、お正月に今年の目標と決めた。
だから、山中湖ロードレースでの優勝は必達。
お陰で今年は例年以上のプレッシャーだった。

勝って、バンコクへの切符をゲットできて、心の底からホッとした。

去年は山中湖で大会記録を更新して優勝しながら、
バンコクではコンディション不良で不甲斐ない成績に終わってしまった。
楽しいバンコク旅行に、少しだけ苦い思いを残してしまった。

今年こそは、タイの50歳代ランナー、世界の50歳代ランナー、
そして、もちろん日本の50歳代ランナーにも勝って、
2013年以来、バンコクマラソンの一番高いところで日の丸を掲げたい。


待ってろや、バンコク!
絶対に絶対に優勝してみせる!

皆さん、引き続き応援よろしくお願いします!!


山中湖村の皆様、山梨陸上競技協会の皆様、
山中湖教育委員会、体育協会、環境協会の皆様、
スタッフの皆様、審判員の皆様、ボランティア中学生の皆様、ありがとうございました。

参加された選手の皆さん、応援の皆さん、お疲れ様でした!

また一緒に楽しみましょうね!

    【    おしまい   】    

<今日の練習内容>
(大会)
(アップ)
3km。

(レース)   第38回山中湖ロードレース
山中湖一周壮年男子 1位(総合8位)  48'20

~01 3'24'46
~02 3'26'71
~03 3'27'15
~04 3'31'00
~05 3'29'84 17:19.16(3'27'83/km)
~06 3'27'78
~07 3'43'97
~08 3'39'73
~09 3'24'25
~10 3'32'46 17:48.19(3'33'64/km)  35:07.35(3'30'73/km)
~11 3'31'96
~12 3'36'07
~13 3'37'48
~13.6 2'26'80 13:12.31(3'40'09/km)  48:19.66 (3'33'21/km)

(ダウン)
0km。

<今日のデータ>
今日の走行距離          23.0km。
今日まで             312.0km。
平均              11.5km/日

キト: S×4.P×0,tu=0,TT=0,pb=0。





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C310 1500
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この記事のコメント
さすがヒロさん。
大会新記録!!おめでとうございます‼本当にヒロさんの調整力すごいです。体重は減らすのは夕飯炭水化物を抜いたりしてる感じですか?
2018-05-27 Sun 19:59 | URL | 外山。 #-[ 内容変更] | ∧top | under∨
すんげ~
祝 大会新記録!!
毎回、前日の日記を見る限り、今回はヤバイのかな~と、思わせる内容ですが、ちゃんと結果を出せるのはすごい。まだまだ進化中のようですね!
2018-05-27 Sun 22:34 | URL | すずPAPA #-[ 内容変更] | ∧top | under∨
調整
v-5 外山様。

ありがとう!
なかなか思うような調整は出来ないです。炭水化物を抜けば体重は落ちるけど、抜き過ぎれば力が出なくて良い走りが出来ないから、さじ加減が難しいね。今回も、565くらいは行けそうだったけど、そこはあえてやりませんでした。
2018-05-29 Tue 01:05 | URL | ひろさん #uzTLr8YM[ 内容変更] | ∧top | under∨
v-5 すずPAPA様。

ありがとうございます!
一部ではダメダメ詐欺みたいに言うひともいますが、本番の前日はとかく不安なものです。それはどんな選手だって同じだと思いますよ。特におれは小心者なので 笑。
2018-05-29 Tue 01:12 | URL | ひろさん #uzTLr8YM[ 内容変更] | ∧top | under∨
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| 月下独走 |

ひろさんって、こんなオッサン。

<span style= 【 がんばろう 】 


'06年6月、10Kmレースで惨敗。
悔しさから「来年は33分台で走る!」ことを宣言。
その過程を記すためにブログを始める。
しかし、一年後のレースでリベンジを果たせず。

'10年2月、青梅マラソン10km40歳台の部において33分30秒で2位。
4年越しでようやく目標達成!
しかし、ここで立ち止まるわけにはいかない。
次の目標は当然、「32分台で優勝する!」

そんなおれも、ついに50歳。
まだまだ俺は進化し続けるぞ!
今年もガンガン、走るぜーイェイ!!

こんなオッサンランナーだけど、
どちらさんもヨロシク~っス♪