第26回スタンダード・チャータードバンコクマラソン2013 レースレポート【その1】
2013-11-24 Sun 23:00
いろいろと思うところがあるにはあるのですが、
バンコクマラソンのレースレポートを載せることにしました。
今も迷いがないわけではありませんが、
応援してくれた方のためにも、自分のためにも、アップすることを決めました。

ただし、何分オッチョコPですから誤字、脱字、間違いなど、
お読みぐるしいことは多々あるかと思いますがご勘弁ください。
特に、ここに登場する方には、「ここ違う!」なんてことがあるかも知れません。

それもすべて、みなさんの広い心で受け止めてください。
長くなると思うので何回かに分けてアップすることになると思います。
今日はその1回目、ということで…。

   第26回バンコクマラソン2013 レースレポート【その1】   


いよいよバンコクマラソンを明日に控えた朝は雨。
そぼそぼと降る雨に濡れながら早朝のバンコクの街をジョグ。
独特の匂いが、とても心地よい。


明日といっても、スタート時間は日付が変わってすぐ、
夜中の2時だから、実際にはもう十数時間しかない。
運命の時は、もうすぐ目の前に迫っていた。

バンコク滞在2日目の今日は3つの寺院めぐりの後、免税店とショッピングセンターへ。
幸いバスを降りるまでに雨は止み、寺院めぐりは興味深く思い出に残るものになったが、
その反面、一日中歩き回ってクタクタに疲れてしまった。

足の疲労も相当なもので、今回、同じく山中湖ロードレースを優勝して派遣された仲間と
「レース前日にこんなのって絶対にありえないよね!」と言い合った。
ここで、バンコクマラソン参加の山中湖仲間を紹介しよう。

山中湖ロードレース男子1周コース優勝での参加はS藤さん。
S藤さんは一昨年のハーフでも優勝してシンガポール遠征を経験している。
学生時代は都大路・箱根と活躍した名ランナー。

地元の富士宮では有名な方で「富士宮熟年ランナーの星」の異名を持つ。
最初に成田でお会いした際、爽やかに右手を差し出して、
「どうもS藤です! 風邪治りましたか?」と聞いてくださった。

そう、S藤さんはこのブログを読んでくれていたのだ。
シンガポールには一人で行かれたが、今回、おれが女房を連れて行くことを知って、
S藤さんの美人の奥様も同行を決めてくれたのだという。
結果的に、女房にとってとても心強い存在になってくれた。


女子ハーフ優勝での参加はI川ミサオちゃん。
このひと、ほんっ…っとに、明るい女性!
今回のバンコク遠征が楽しいツアーになったのは8割くらいはこのひとのお陰だろうね。
人を惹きつけるパワーを持った、人間的にも魅力的なランナー。
きっと地元じゃ相当な人気者なんだろうと思う。


女子1周コース優勝での参加は吉田賞も授賞した日野のTマミちゃん。
富士森練習会にも参加したことがあって以前から面識はあった。
40歳を過ぎてからランニングを始めた遅咲きながら脅威のスピードを持つ。
富士森のアヤコさんに勝っての山中湖ロード優勝だから、相当な実力の持ち主である。
4人の中で唯一、今回はハーフマラソンに出走する。


さて、観光とショッピングからホテルに帰ったのが夕方4時半過ぎ。
いよいよ数時間後の深夜2時にフルマラソンの号砲が鳴る。
この棒のようになった足から、あと数時間でどうやって疲労を抜くか。

考えた末に、ホテルのマッサージルームで解してもらうことに決めた。
受付係の女性のおススメは足の60分コースだったが、
できるだけ多く寝る時間を確保したかったので30分に短縮してもった。

マッサージから戻って、ツアーで出されたおにぎり弁当のおにぎりを1つだけ食べ、
ランシャツにゼッケンを付け、シューズその他も準備して7時半頃にはベッドに入った。
集合の11時50分まで4時間ちょっと眠ることができる。

しかし…眠れない。
疲れているのに、眠気が訪れる気配すらまったくない。
まだ7時半だから当然といえば当然だ。

うつらうつらしたのは1時間くらい経ってから。
しかし、熟睡できずにすぐに目を覚ましてしまう。
何度か眠ろうと努力したが駄目で、結局10時には諦めてしまった。

こうなったらもう開き直るしかない。
悶々としているのも嫌なので、ベッドの上でストレッチを始めた。
眠れないでイライラするより、この方がよほど良いだろうと思った。

11時にベッドを出て出発の支度を始めた。
昨日、コンビにで調達したパンに日本から持ってきたチューブ入りのあんことバターで
特性の「勝利の方程式」を作って食べた。


見栄えは良くないが、これが大成功。
日本で食べるまんまの「つぶあん&マーガリン」の味。


11時45分に女房に見送られて部屋を出る。
集合場所のロビーにはまだ誰もいず、しばし待つ。
ところが集合時間になっても誰も現れない。

もしかしたら駐車場に集合だったかな?
そう思ってホテルの玄関を出たところでS藤さんに遭遇。
やっぱり駐車場に集合だったか。

…と思ったがS藤さん、「散歩ですか?」
S藤さんはコンビニにコーヒーを買いに行った帰りだった。
そう、集合時間は11時50分ではなく12時50分だったのだ。

いつもスタート2時間に現地入りする自分の感覚では、
2時のスタートならいくら遅くても1時間半前の12時半には到着しているのが普通。
そういう頭があったので、当然、12時にはホテルを出ると思い込んでしまったのだ。

いったん部屋に戻ってやり直し。
現地ではほとんどアップをする時間も無いだろうから、
せめて部屋でできる範囲で準備運動を行って時間を待った。

12時45分、女房に再度見送られて部屋を出る。
ロビーに行くと、今度はフルの参加者4名とツアー会社のK池さんがいた。
山中湖組ではTマミちゃんを除く3名が集合。

ハーフのスタートは4時なので、Tマミちゃんは2時50分の集合。
女房とS藤さんの奥様も、ハーフのひとと一緒に現地に向かうことになっていた。
ワンボックスにフルの参加者4名が乗り込んで出発。

深夜のバンコクの街をワゴン車がひた走る。
チャイナタウンではこんな時間だというのに結構な賑わいだった。
中には小さな子どもの姿もあって、みんな屋台での食事の最中だった。



意気込みも相当にあったし、たくさんの応援に送られてここまできた。
絶対に結果を残すという強い思いもあった反面、
普段のレースとは比べ物にならないくらいのプレッシャーがあった。

果たして本当に年代優勝できるのだろうか。
それ以前に、フルマラソンの距離を走りきれるのだろうか。
考えれば考えるほど不安がつのっていく。

ゼッケンの裏には、出発前にみっちゃんとチャコちゃんから
「縁起物だから」ともらったチョコをホチキスで止めてあった。


後半、苦しくなった時にこれを食べて元気を出そうと決めていた。
そのチョコに触れていると、少しだけ不安から解放される思いがした。

おれの緊張を察したミサオちゃんが、
「何、何? 緊張してんの? 大丈夫、大丈夫!今度もアベック優勝しちゃおうよ!」
アッハッハッハー!と明るく笑って励ましてくれた。

同じ歳ということもあって、彼女とはお互い遠慮が無い。
「そうだな。今夜はビールたくさん飲んで盛り上がろっか!」
「そうそう、タイビールじゃなくて、スーパードライでね!」

彼女の底抜けの明るさに救われた。
決して大げさではなくて本当にそう思う。
そのことが、冷静にレースを進められる要因にもなったと思う。



現地に着いたら、すでにスタートまで40分くらいしかない。
もうアップしている時間はないだろう。
荷物を預けてトイレに行ったら、すぐにスタート地点に並ばなければならない。

全員揃ってトイレに行く。
「ねえ、アタシのこと置いてかないでよね!」
ミサオちゃんが言う。

「わかった、わかった。ちゃんと待ってるから行って来い」
でも、トイレは日本と逆で女子より男子トイレの方が混雑しているようだった。
トイレで用を足して、さて行こうかと思ったところで声をかけられた。

「どうも、いつもブログ読んでます!」
知らない土地で、しかも海外で、こんな体験するなんて夢にも思わなかった。
「ありがとうございます!!」

こんな有難いことってない。ブログやってて良かったよ。
異国の地での心細さが一気に解消した。
こうして見知らぬ人の中にも応援してくださる方もいるんだなあ。

「よし、やるぞ!」

自然とそういう気持ちが沸いてきた。




スタート20分前にはスタート地点の3列目くらいに陣取った。
ここでもS藤さん、ミサオちゃんと固く握手を交わし、
もう一度、スーパードライで乾杯しよう!と言い合ってスタート時刻を待った。


そして、夜中の2時ジャスト、
スタートの号砲ならぬホーンが王宮前広場に鳴り響いた。
タイ人、ケニア人、スペイン人、そして日本人。
世界のランナーが一斉にスタートした!


    【    つづく   】    


やっとスタートしたところですが、
すいません、今日はここまで。
続きはまた明日以降に。

おやすみなさい。


別窓 | レースレポート | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
<<11/25(月) 黄信号。 | 月下独走 | 11/24(日) 八王子 の川探索、その4。―『 北浅川 』―>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| 月下独走 |

ひろさんって、こんなオッサン。

<span style= 【 がんばろう 】 


'06年6月、10Kmレースで惨敗。
悔しさから「来年は33分台で走る!」ことを宣言。
その過程を記すためにブログを始める。
しかし、一年後のレースでリベンジを果たせず。

'10年2月、青梅マラソン10km40歳台の部において33分30秒で2位。
4年越しでようやく目標達成!
しかし、ここで立ち止まるわけにはいかない。
次の目標は当然、「32分台で優勝する!」

そんなおれも、ついに50歳。
まだまだ俺は進化し続けるぞ!
今年もガンガン、走るぜーイェイ!!

こんなオッサンランナーだけど、
どちらさんもヨロシク~っス♪