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12/15(火) 10年の時を経て。
2009-12-15 Tue 15:19
昨夜、日付が変わると同時に携帯が鳴った。
電話やメールの着信音ではなく、優しい感じのオルゴールの音。
何かスケジュールでも登録してあったかと携帯画面を見ると、
そこには「ANNIVERSARY」の文字。
何だったっけ、とよくよく見直すと「禁煙10周年記念日」とあった。

ああ、そうだ。そうだった。
いつだったか、ふと「タバコをやめてどれくらい経つんだっけ?」
と思って調べてみると、もうすぐ10年になるのだということがわかり、
その時、携帯電話のスケジュール帳の10年目の日にアラーム設定しておいた。

それが、今日だ。

ちょうど良い機会だから、この10年の走歴を振り返ってみることにした。
10年前、37歳の頃の練習記録を見てみると、いろいろなことが思い出されて懐かしい。
タバコをやめようと思った直接的なきっかけが何であったか、
ハッキリとしたことは忘れてしまっていたが、練習記録やレースの記録を探っているうち、
朧気ながらも、何となく思い出してきた。

97年の冬の終わり頃、34歳の時に走り始めたから今から13年ほど前だ。
当時はゆっくりのペースでも、400m走っただけで息が上がっていた。
特にどこかの大会へ出ようとか考えていたわけではなく、かと言って健康のためとかでもない。

当時は精神的にダメになっていた時期で、何をするにもまったく気力がなかった。
そんなんでも、心の隅には「このままだとほんとにダメになる。何かしなきゃ」という思いがあって、
ある日の昼休みにおもむろにトラックへ出て、準備体操もしないままフラフラと足を踏み出した。

なぜ走ることを選んだかというと、何かしなきゃと思って思い浮かんだのが、
唯一走ることだけだった、という、単にそれだけの理由だ。
あの時、もし違うことが思い浮かんだら、こうして走っていたかどうかわからない。

それでも、今思えば間違いなくあれがランニングライフの「最初の一歩」ということになる。
ランニングシューズなんか持ってなくて、サッカーシューズで走ってすぐにマメができた。
当時は練習記録など残してないのでわからないが、毎日は走ってなかったと思う。
そもそも、練習しているという意識などこれっぽっちもなく、そんなレベルでもなかった。

そんなふうにして数ヶ月走った頃に、同じく昼休みに公園を走っていたD51さんから
「大会に出てみない?」と誘われたのが、競技としてのランニングの入り口だ。
あの何気ない一言が、おれの人生を決定的に変えたと言っていい。

練習や大会の記録を残すようになったのが、走り始めてから2年後の99年の3月。
その頃から、「速くなりたい」という意識が芽生え始めたのだろう。
記録に付して書かれたコメントを読んでも、それがよくわかる。

タバコをやめたのが99年の12月15日だから、走り始めてから2年半くらいの時だ。
喫煙が常習化してしまったのは中学生の時だから、当時で喫煙歴は20年以上。
思えば、今のおれの走歴よりずっと長いことになる。
それが、ある日を境にピタッとやめたのだから自分でも感心する。

それまでは、大会へ行っても走る前に喫煙所でプカプカやっていた。
昼ランは、まだ外周を4周だけしていた頃で、走った後に昼飯を食べていた。
帰宅ランは八王子駅からの3kmが基本で、金曜日だけ豊田駅からの8kmを走っていた。
その8kmが、自分ではものすごい長距離を走っているという意識があった。

タバコをやめる何日か前のローカルレースで、5kmを17分58秒で走って3位になっている。
その頃は青梅マラソンで2時間を切るのを目標にしていた時期だから、
3位になったレースをきっかけに、タバコを止める決心をしたのではないかと思う。

年が明けて、万感の思いを胸に走った青梅マラソンでは、惜しくも2時間切りはできなくて、
記録を辿ると、2時間を51秒オーバーして337位という結果が残っている。
その時のことを思い起こしてみると、2時間を切れなかった悔しさはあまり無くて、
「2時間00分51秒で走れた」という事実を、しみじみと噛みしめていた。
結果よりも、そこまでのプロセスが自分で納得できたのだと思う。
実際に2時間を切ったのは、その翌年のことだ。


あれから、もう10年が経つんだよなあ…。
タバコをやめてから今日まで、幸いにして1本たりとも吸わずにすんだ。
この10年に思いを馳せながら、携帯のオルゴール音に耳を傾ける。
曲は有名な「SOME DAY MY PRINCE WILL COME」だ。
いいオヤジが乙女チックなようだけど、しみじみと込み上げてくるものがあった。

込み上げてきた感情が何なのか、正直自分でもよくわからないのだけど、
一口に10年と言っても、それはもういろんなことがあったわけで、
それでもこうして元気に走っていられることが、
まあそこそこシアワセなんだと、そう思う。

次の青梅、10kmの40歳代で表彰台に立つ―。

それが、禁煙して10年経った今のおれの目標。
決して容易いことじゃない。それは十分にわかっているけど、
それでもまあ、やるだけのことはやってみようぜ!

…って、そんな気分だな。

P1000272(1).jpg

<今日の練習内容>
(昼休みラン)
6.3km(1050mコース6周) ビルドアップ

TOTAL Time : 22:23.65
 
     LAP      SPLIT      /km       AVE
01  04:11.53  04:11.53   03:59.55   04:11.53
02  03:50.65  08:02.18   03:39.67   04:01.09
03  03:44.50  11:46.68   03:33.81   03:55.56
04  03:38.13  15:24.81   03:27.74   03:51.20
05  03:32.38  18:57.19   03:22.27   03:47.44
06  03:26.46  22:23.65   03:16.63   03:43.94

/km AVE :03:33.28 (/10km :35:32.78ペース)

(帰宅ラン)
会社から、18.0km。(立日橋経由)

<今日のデータ>
今日の走行距離    24.3km 
今日まで         264.2km
平均            17.6km/日
体重             62.0kg
体脂肪率          9.5%

一日3つ片付け:◎
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| 月下独走 |

ひろさんって、こんなオッサン。

<span style= 【 がんばろう 】 


'06年6月、10Kmレースで惨敗。
悔しさから「来年は33分台で走る!」ことを宣言。
その過程を記すためにブログを始める。
しかし、一年後のレースでリベンジを果たせず。

'10年2月、青梅マラソン10km40歳台の部において33分30秒で2位。
4年越しでようやく目標達成!
しかし、ここで立ち止まるわけにはいかない。
次の目標は当然、「32分台で優勝する!」

そんなおれも、ついに50歳。
まだまだ俺は進化し続けるぞ!
今年もガンガン、走るぜーイェイ!!

こんなオッサンランナーだけど、
どちらさんもヨロシク~っス♪