08/04(火) 峨眉山月の歌。
2009-08-04 Tue 22:53
今日は京王相模線で京王永山駅まで行き、そこから走った。
走り出しはまだまだ明るかったが、雲行きがなんとなく不安だった。
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松が谷トンネル内で、多摩市から八王子市へ。
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あっさり八王子に入ったから、このコースは短すぎたかな、と思ったが大間違い。
ここからが1時間以上かかった。あたらめて八王子市の広さを実感。

次第に夕暮れがすすむ。雨の心配はなさそうで安心。
夕焼けは見ることができなかったが、千切れ雲が気持ちよさげだった。
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さて、夏季スクも最初の一週目が明日で終わり。明日は試験だ。
李白の詩をもう一編。


  峨眉山月歌         峨眉山月の歌

  峨眉山月半輪秋      峨眉山月 半輪の秋
  影入平羌江水流      影は平羌の江水に入りて流る
  夜発清渓向三峡      夜 清渓を発して 三峡に向かう
  思君不見下渝州      君を思えども見えず 渝州に下る
 
  峨眉山の夜空にかかる半輪の秋の月よ。
  その影(ひかり)は、ここ平羌地方の長江の水にさし入り、
  江水とともにきらめき流れてゆく。
  舟は夜半、清渓の駅を発ち、遠く三峡に向かうのだ。
  君を思いつつ見ることもかなわず、むなしく渝州へと下ってゆく。


「影」は月光であり、月影である。
和語でも漢語でも「影」は「ひかり」と「かげ」の両義を含む。
「光と影」と言えば、普通は良いことと悪いことの象徴的な表現であるが、
実は光は影であり、影は光。光があれば影がある。影のない光は存在しない。
なんだか、生き方の啓示のようではないか。

それにしても、李白という詩人は、ロマンチストなんだなと思う。
この「峨眉山月の歌」は、紛れもなくラブレターじゃないか。
遥かに遠い地にいても、月だけは同じものを観ることはできる。
周りの景色がどんなに違っていても、月だけは唯一無二の同じ月だ。
そう考えれば、離れて暮らす者同士も、月を介して距離を縮めて思い合う事もできる。

鏡のような、とは綺麗な月を称してよく使われる表現だが、
もしも月が本当に鏡だったら、時を同じくして眺める者同士は
もしかしたら互いの姿を確かめ合うことだって出来るのでは―。

李白はそんなことを考えたのかもしれない。
けれど、残念ながら今宵の月は半輪。
片側にこちらの思いを託しても、もう片側は影になってしまっている。
「ひかり」と「かげ」とが相まって、愛しい人を思いつつも、
結局、見ることはかなわなかった…。

「君」は山月を指すとするのが通説だというが、
おれは断然、峨眉(蛾眉=美しいひと)の説であると思うなあ。

窓からは、ちょうどまん丸の月が見える。
今宵はおれも、月と自分の影と、それから李白の詩を友として招きよせ、
四人で車座になって酒でも酌み交わすとするか。

<今日の練習内容>
(昼休みラン)
なし。

(帰宅ラン)
京王永山駅から、18.0km。(鑓水経由)

<今日のデータ>

今日の走行距離     18.0km 
今日まで         49.0km
平均            12.2km/日
体重             62.5kg
体脂肪率          8.0%
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08/03(月) 月下独酌。
2009-08-03 Mon 22:58
今日は府中駅から甲州街道をずっと走った。
府中から国立、立川までの甲州街道の歩道は意外と狭い。
自転車とすれ違う時は、どちらかが避けなくてはならない。

相手が避けて待っていてくれれば、
「すみません」と頭を下げてすれ違う。
こちらが待てば、大抵の人は頭を下げて行き過ぎる。

けど、平気の知らんぷりで行く人も中にはいる。
それで頭にくることはないけれど、なんとなく寂しい気がする。

日野橋を渡るとき、薄暮の空に月がぽっかりと浮かんでいた。
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盛唐の詩人・李白は月をよく詠んだ。
そして、月を観ながら酒もよく飲んだ―らしい。

  月下独酌 其一  李白

  花間一壺酒  花間 一壺の酒
  独酌無相親  独り酌みて相ひ親しむ無し
  挙杯邀明月  杯を挙げて明月を邀へ
  対影成三人  影に対して三人と成る
  月既不解飲  月既に飲むを解せず
  影徒随我身  影徒らに我が身に随ふ
  暫伴月将影  暫らく月と影とを伴って
  行樂須及春  行樂須らく春に及ぶべし
  我歌月徘徊  我歌へば月徘徊し
  我舞影零乱  我舞へば影零乱す
  醒時同交歓  醒むる時同(とも)に交歓し
  醉后各分散  醉ひて后は各おの分散す
  永結無情遊  永く無情の遊を結び
  相期獏雲漢  相ひ期せん 獏(はる)かなる雲漢に


  月下独酌、その一。
  
  花さく木々のもと、壺いっぱいに満ちた酒。
  独り酌んでは飲むだけで、ともに親しむ相手がいない。
  杯を高く挙げて、明月を招きよせ、
  わたしの影と対いあえば、三人の仲間となった。
  だが、月はもともと、飲酒の楽しみを知らないし、
  影はただ、わたしの身体に付きまとうばかりだ。
  ひとまずは、この月と影を友としよう。
  楽しむには、春の季節を逃さないことが肝腎だ。
  わたしが詠えば、月は夜空をめぐって動き、
  わたしが舞えば、影は地上に乱れて揺れる。
  醒めているうちは、ともに歓びを交わしても、
  酔ってしまえば、それぞれバラバラに分かれてしまう。
  それも良し、〝無情〟ゆえに変わらぬ交遊を永遠に結び、
  遥かな銀河での再会を、たがいに約束しよう。  

<今日の練習内容>
(昼休みラン)
なし。

(帰宅ラン)
府中駅から、18.5km。(日野橋経由)

<今日のデータ>

今日の走行距離     18.5km 
今日まで         31.0km
平均            10.3km/日
体重             62.5kg
体脂肪率          8.0%
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| 月下独走 |

ひろさんって、こんなオッサン。

<span style= 【 がんばろう 】 


'06年6月、10Kmレースで惨敗。
悔しさから「来年は33分台で走る!」ことを宣言。
その過程を記すためにブログを始める。
しかし、一年後のレースでリベンジを果たせず。

'10年2月、青梅マラソン10km40歳台の部において33分30秒で2位。
4年越しでようやく目標達成!
しかし、ここで立ち止まるわけにはいかない。
次の目標は当然、「32分台で優勝する!」

そんなおれも、ついに50歳。
まだまだ俺は進化し続けるぞ!
今年もガンガン、走るぜーイェイ!!

こんなオッサンランナーだけど、
どちらさんもヨロシク~っス♪